賃貸物件における保証金とは(福岡県/指揮者/67歳/女性)

私は福岡県に住む67歳の指揮者です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


かつては「家は財産になる」という考えから、一戸建ての購入が盛んに行われていましたが、現在はそのようなことにこだわらない人も増えています。世帯主の年齢と持ち家の関係についての調査でも、20代前半から30代前半にかけて、賃貸住宅数が持ち家を圧倒しています。ファミリー世帯の30代後半からは持ち家に抜かれますが、独身世帯の方からは根強い支持を受けています。賃貸住宅の魅力とは何なのでしょうか。何を魅力とするかは人それぞれかと思われますが、特徴と共にメリットを言うならば、移動の自由度の高さ、固定資産税、都市計画税などの各種税金がかからない、ローンの返済に追われているというプレッシャーがない、資産価値を考慮しなくて良い、といったメリットがあります。


 では実際に賃貸物件に住むとなった時、かかる費用は家賃だけではありません。修繕費用や家賃滞納などがあった時のために大家さんに預ける敷金、これからお世話になる大家さんに謝意を込めて支払う礼金、お世話になった不動産会社への報酬である仲介手数料、月の途中からの入居なら日割りの家賃、火災保険料というものもあります。また、駐車場を借りるならば駐車場代が必要ですし、引っ越す時にも代金が必要です。また、地域によっては、敷金、礼金のことを、保証金と言います。名前が変わっただけで、入居者から一時的に預かる担保という意味では同じものです。注意したいのは「敷引き」で、これは、退去する時に家賃何か月分は返却しませんよ、ということを示すものです。契約時に金額は決められているので、きちんと確認しておきましょう。