賃貸物件における初期費用とは何か(岩手県/建築コンサルタント/40歳/男性)

僕は岩手県に住む40歳の建築コンサルタントです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件に新しく入居しようとした場合には、「初期費用」というものが必要になって来ます。では、これには具体的にどのようなものが含まれるのでしょうか。順に見て行きましょう。まず1つ目は、退去時の原状回復費用などに充てられる「敷金」です。これは通常、家賃の1~2ヶ月分が平均的です。2つ目は、物件を貸してくれた大家さんへのお礼の意味がある「礼金」です。これも敷金と同様、家賃の1~2ヶ月分が相場です。3つ目は、賃貸契約の仲介をしてくれた不動産会社への手間賃である「仲介手数料」です。これは家賃1ヶ月分に消費税をプラスした額です。最近は0.5ヶ月分というキャンペーンを行っている不動産会社も増えて来ています。


4つ目は、初回の家賃です。これは物件によって2ヶ月分を先に徴収される場合もあります。5つ目は、初回の共益(管理)費です。これも4つ目と同様、物件によって異なります。6つ目は、賃貸住宅保険料金です。これには家財補償・賠償責任補償・修理補償などが含まれ、加入を義務付けられる場合がほとんどです。物件は2年契約が基本なので、2年分を一括で請求されます。7つ目は、保証会社利用料金です。連帯保証人を立てられない場合に支払う必要があります。その他、物件によっては強制加入のところもあり、金額は物件によってまちまちです。8つ目は、鍵の交換費用です。これは防犯上必要な経費です。最後は引越し料金です。賃貸物件を借りるには、以上のような諸経費が必要になります。