僕は沖縄県に住む49歳の競輪選手です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を何年も続けて借りる場合、必要になると言われているのが「更新料」です。これは賃貸借契約を更新する上で多くの方が当たり前に支払っているものですが、実はこれは、法律では一切定められていないものなのです。そもそも「更新料」とは、不動産会社が更新手続きをするための手数料であって、大家さんの手には1円も入らないものなのです。これは一般的には家賃の1ヶ月分とされています。ただし、これは必ずしも全国共通のものではないのです。このようなお金が発生するのは首都圏と近畿地方などの一部のエリアだけで（古くからの慣習としてあり、全国で約100万物件あると言われています。）、その他のエリアではこのようなものはありません。

賃貸借契約の期間は、基本的には2年間です。ですから、2年に1度、家賃1ヶ月分のお金を不動産会社に支払わなければなりません。しかし、これは前にも述べたように、法的な規制がないものです。では、支払わなくても良いかと言えばそんなことはなく、入居時に賃貸借契約書類にサインをしているはずですから、そこに明記してある「更新料」の条項に従って、「契約の自由の原則」が優先されます。ところが近年では、更新の時期を迎えると、「このお金を支払いたくないから。」という理由で引越しをしてしまう入居者も少なくありません。このようなことが続けば、貸主側としては、空室が増えて困ってしまうので、「更新料」の値下げや廃止に応じるところも増えています。