賃貸物件に必要な保証人について(青森県/ファッションデザイナー/71歳/女性)

私は青森県に住む71歳のファッションデザイナーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


マンションやアパートなどの賃貸物件を借りる際、ほぼ必ずといっていいほど保証人が必要です。保証人とは万一借主が家賃を払えなくなった場合責任をとって賃料などを肩代わりする人のことで、一人暮らしの学生や社会人の場合、その両親がなることが多いです。しかし、退職して無職だったり自営業で収入が不安定だったりする場合は却下されるケースもあります。特に都会の人気のあるエリアでは保証人に対する条件が厳しくて、正社員で一定以上の収入があるほか、その県内、都内在住の日本人であることが求められたりします。私の青森県出身の友人は東京都の教員採用試験に合格し、アパートを借りようと上京したところ、保証人が都内在住に限られていたので青森在住で働いている両親はそれに当てはまらず、都内に知り合いが一人もいないのでどうしようか途方に暮れました。


友人は公務員だったため、安定した職業ということで特別にアパートを借りることができましたが、そうでない多くの人々は保証人探しに苦労することになりそうです。あまり条件が厳しいと目標を抱いて上京する若者の出鼻を挫き、その未来や可能性を奪う結果になりかねません。家を貸す側としては間違いのない安定した相手と契約を望みたい気持ちになりますが、長年真面目に働いた実績があり、安定した収入がある両親であれば信用して契約を結んでも良いような気がします。また親と子は別の人間なので、親が無職であったり不安定な収入であったりしても、子供は安定した収入であるケースもありますから、貸主は柔軟に対応することが望ましいと思います。