賃貸物件の仲介手数料とは(佐賀県/カラーコーディネーター/65歳/男性)

僕は佐賀県に住む65歳のカラーコーディネーターです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を借りる際に、必要となる諸費用の一つに「仲介手数料」というものがあります。ただし、これは賃貸物件を借りる際に必ず発生するものではないのです。では、どのような場合に支払う必要があるのでしょうか。そもそも賃貸物件の取引形態は3種類あります。まず1つ目は、「貸主」です。これは不動産会社や個人の貸主(大家さん)が、直接、物件を貸す方法です。2つ目は「代理」です。これは大家さんの代わりに不動産会社が物件を貸す方法です。そして3つ目は「仲介」です。これは不動産会社が貸主(大家さん)と、借主の間に入って賃貸契約をまとめる方法です。仲介手数料が必要となるのは、不動産会社が間に入って契約をする3つ目の場合のみです。


この場合、貸主と借主の間で上手く契約まで漕ぎ着けられたら、それを導いた不動産会社に「成功報酬」として支払われるのが、「仲介手数料」なのです。これの上限は家賃1ヶ月分(プラス消費税)となっており、基本的には借主が全額負担します。しかし、家賃1ヶ月分と言えば、それなりの金額ですし、契約が成立して利益を得たのは大家さんも同じなわけですから、最近では貸主側が半額あるいは全額を負担してくれる場合(仲介手数料がかからない場合)も少なくありません。また、不動産会社によっては「仲介手数料無料」を宣伝しているところもあるので、そのような会社を探したり、手数料が安くならないかと、不動産会社に直接交渉してみることも、意味のないことではありません。