私は大分県に住む55歳の行政官です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件を借りて新生活を始めようとすると、必ずかかるのが「初期費用」です。これは敷金・礼金や仲介手数料などを含むもので、平均して家賃の5~6倍はかかると言われています。まとまった金額が必要になるため、この費用を工面するのに苦しむ人は多いです。そのため今回は、賃貸物件を借りる際の初期費用対策について2つのポイントをご紹介したいと思います。まず1つ目のポイントは、「支払い方法を工夫する」ということです。例えば、30万円の費用を一括で支払うのは簡単なことではなく、特に学生や新社会人であればなおさらです。そんなとき、不動産屋によっては分割払いに対応してくれているところがあります。初期費用を分割し、月々の家賃と一緒に支払う方法です。この方法を利用することでまとまったお金を用意する必要がなくなるので、分割払いができるかどうかについては必ず不動産屋に確認するようにしましょう。
2つ目のポイントは「繁忙期を避けて契約する」ということです。進学や転勤といった理由で物件を借りる人は難しいですが、特にこれといって住み始めなければならない時期が決まっていない人は、繁忙期を避けた時期に契約することをおすすめします。なぜなら、閑散期はただでさえ賃貸契約するお客さんが少ないので、多くの不動産屋はキャンペーンを行います。例えば礼金が0円になったり仲介手数料がかからなくなったりもします。またこの時期は家賃交渉なども通りやすく、初期費用が大幅に抑えられることがあるのです。ですから、3月や4月、10月などといった繁忙期を避けて、キャンペーン情報を収集しながら契約を考えることをおすすめします。このように、支払い方法や契約時期を工夫することで、初期費用を抑えられたり無理なく支払うことが可能になります。賃貸物件の契約の際にはぜひ参考にしてみてください。