私は奈良県に住む31歳のシステムアドミニストレータです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件には、契約期間というものがあります。これは、その物件に最低限住む期間のことで、普通は2年と定められていますが、地域によって多少のばらつきがあり、1年というケースもあります。尤も、契約までの間に、たとえば借り主本人が転勤であるとか、家族と同居しなければならなくなった、あるいは、失業などで家賃を払えない状態になって、その物件に住めなくなった場合には、中途で退去することが可能です。この、契約期間が終わる前に退去することを、中途解約と呼びます。この場合は借り主の方から大家さんにその旨を通知し、通知からひと月が経った時点で契約が終了して、借り主は退去することになります。ただし、この契約は、床面積が200平方メートル以下の物件に限られます。
もし契約期間終了までに退去の意思がなく、借り主がその賃貸物件に住み続けることを希望している場合は、契約更新となります。契約を更新しない場合は、事前に大家さんにその旨を伝える必要があります。契約の更新は、期間満了の1年から半年ほど前に、大家さんの方から借り主に通知されます。契約更新の場合は、家賃とは別に更新料がかかります。この更新料は、家賃ひと月分が目安です。更新と共にいくらか家賃が上がることもあります。また契約更新を行った直後に、転勤とか退去が決まった場合でも、更新料は借主に返されることはありません。最近では、更新料が負担になるという見方もあり、減額したり廃止したりする動きもありますので、大家さんから契約更新を通知された場合は、1度更新料の値引きを持ちかけてみるといいでしょう。