賃貸物件の築年数とメリット(大分県/建設コンサルタント/52歳/男性)

僕は大分県に住む52歳の建設コンサルタントです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


皆さんは賃貸住宅を借りる際に何を気にして物件を探しているでしょうか。巷には築年数が新しければ新しいほど良い物件と言う認識があり、建てられた年数の浅さを前提条件にして賃貸探しをしている方もおられるでしょう。しかし、築年数の浅さ古さと物件の良さはどのように関連しているのでしょうか。一般的に知られているように、建物の耐震性基準は1981年に改正されました。中型から大型の地震に対する安全性を考えれば、このラインは重要なものであるでしょう。しかしもちろん、1981年以前の物件であっても厳しい耐震性を課して建てられた建物はありますので、一概に築年数だけが安全性の目安と言うわけでもありません。築年数が古くても耐震性が高くて安価な物件であれば、狙いどころでしょう。


建てられた年数が浅い物件は何と言っても「綺麗」であり、そのような観点から新しい住まいを求めている方もおられるのではないでしょうか。しかし築年数自体が経過していても、家主が定期的にリフォームをしている場所もありますので、そのようなところは同じように狙いどころです。賃貸物件を選ぶ上で大切なのは、建てられた年月だけではなく、その内実が重要なのです。実は築30年、40年と経過していても、耐震性には全く問題のない建物も存在しています。安全性が同じで安価となれば、引越し先の視野に入れざるを得ません。もちろん、新しい建物でにもメリットは沢山あります。マンションは最新の防犯セキュリティを取り入れている場所などがあるので、安心ですね。