私は山梨県に住む35歳の舞台俳優です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
築年数が古い賃貸物件の耐震性を知るためには、専門家による有料の建物診断を依頼する方法もありますが、ある程度の目安であれば物件情報からでも判断することが可能です。ポイントとなるのは、1981年6月1日に施工された改正建築基準法の「新耐震基準」に適しているかどうかです。新耐震基準は、それ以前の耐震基準から大幅に見直しが図られ、震度6から7クラスの大地震がきても建物が倒壊せず、人命を損なわないような強度が必要とされています。つまり、1981年6月1日以降の建築確認を受けて造られた物件であるかどうかが、耐震性を見極めるポイントになります。注意すべきは1981年6月1日以降に造られたかどうかではなく、建築確認を受けたかどうかです。詳細は不動産会社に確認してみましょう。
耐震性を判断する場合、定期的に大規模修繕が行われているかどうかをチェックすることも大切です。長年、風雨にさらされれば、鉄筋コンクリート造の建物であっても、外壁にひび割れなどが発生することがあります。これらはきちんと補修しておけば問題ないのですが、対処せずに放置したままでいると、最後はまわりのコンクリートを破壊してしまいます。阪神淡路大震災の時も、被害の大きかった建物の中に管理がずさんで劣化が進んでいた建物が見つかっています。そのため、物件を探すときは耐震性だけに注目するのではなく、きちんと修繕積立金を貯めて定期的に修繕が行われているかどうかをチェックすることも大切です。地盤調査も大切です。インターネットを使えば簡単に調べることができます。