賃貸物件の退去について(長崎県/放送作家/42歳/男性)

僕は長崎県に住む42歳の放送作家です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を借りたことのある人は大勢いらっしゃることでしょう。借りれば当然返す時がやって来ます。賃貸物件を退去する際に気を付けなければならないことは沢山ありますが、あまり知られていないことも沢山あります。その最たるものが、退去の時にする立ち合い作業での注意事項です。まず大切なのがしっかりと掃除をしておくことです。これは人としても重要なことですが、やはりたつ鳥あとを濁さず、です。心象的にも掃除をしてある方がよいでしょう。そして次に責任の範囲をはっきりさせておくことが重要となってきます。立ち合いにて指摘された場所が最初からその状態だった場合は、借りた側への責任はありません。しかし、それを写真などの物的証拠でアピールすることが難しいこともあります。


そういった場合は口頭で最初からこの状態であった旨を伝えるだけでも受け入れてもらえる場合もありますので、ぜひ言ってみましょう。そして意外かもしれない注意点が、負担の基準を知っておくこと、です。通常暮らしていくにつれて自然にに劣化していく部分についての修繕費は、実は家賃に含まれていることが多いのです。その月々払っている範囲内での修繕で済むのであれば、余計な修繕費を払う必要はありません。しかし、それを知らずに、言われたままの金額を退去時に払ってしまう人もすくなくありません。敷金が戻ってくるか、こないか、戻ってくる場合はいくら程度戻ってくるかというものは退去時のやり取りが大きく反映してくることが多いので気を付けたいものです。