賃貸物件の退去時のやりとり(埼玉県/介護ヘルパー/66歳/女性)

私は埼玉県に住む66歳の介護ヘルパーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件から退去する際には様々なことに気をつけなければなりません。最も費用がかかるのは入居時ですが、退去時にも費用がかかる場合があります。不当な請求により費用がかかる場合もあれば、正しく部屋を使用していた為に敷金が返還されることもあります。賃貸物件は借りているだけであるので、正しく使うことが大切です。初期費用で敷金を管理者に預けていた場合は退去時に残った金額を返還されます。敷金は家賃の滞納や設備の破損時に補填されるので、何事もなく退去に至ればそのまま返還されます。大切なのはハウスクリーニングの際に不当な請求をされないように、チェックに立ち会うことです。その場で異議申し立てをして、修繕代金を管理者か借主のどちらが支払うのかを明確にします。


よくある修繕ポイントが壁紙に付いた汚れや傷です。日焼けや押しピン程度の穴であれば管理者負担になりますが、タバコによる黄ばみや釘跡や冷蔵庫の設置による黒ズミは借主負担になります。冷蔵庫の設置による黒ズミに関しては仕方がないことでもあるので、あまりにもひどい場合を除いて管理者負担になることが多いです。風呂場や炊事場のカビに関しては借主負担になります。カビはしっかりと管理さえして清掃を施せば問題ないので、退去時にカビがひどいということは借主の管理不足ということになります。床の傷に関しては、細かい傷は修繕対象になりませんが、あからさまな傷であれば借主負担になります。引越しの際に付いてしまった場合は、引越し業者の負担になる場合もあります。