賃貸物件は築年数が古くてもおすすめです。(福岡県/入国警備官/67歳/男性)

僕は福岡県に住む67歳の入国警備官です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を借りるとき、築年数が気になる人も多いと思います。できれば新築や築浅の物件が良いと思いがちですが、実は築年数が古いほうが築浅の部屋よりもきれいになっている場合があります。通常は賃貸物件だと前の入居者が退去するときに原状回復ということで部屋は修繕されていますが、古い物件は部屋自体をリフォームしていることがあるので、新築のような部屋になっていることがあります。しかも新築や築浅の物件より家賃を抑えることができます。あまりにも築年数が古いと耐震性の心配がありますが、1981年6月以降の建物であれば新耐震基準が適用されているので問題ありません。何年に建てられた物件なのか確認しておきましょう。1981年6月以前の物件でも、新耐震基準の補強工事がされていれば安心です。


それでも建物が倒壊しないか不安という人は、アパートよりマンションを借りたほうがいいでしょう。家賃は高くなりますが、マンションは鉄筋コンクリート造なので、木造や軽量鉄骨造のアパートより建物の構造がしっかりしています。賃貸物件も家を購入するのと同じように立地が家賃に影響しています。駅から近い物件や、スーパーや施設に近く利便性が高い物件は家賃も当然高くなります。新築や築浅の物件だと建物の価値があるのでさらに家賃が高くなりますが、築年数が古ければ建物の価値はそれほどないので家賃にあまり影響しません。家賃は抑えたいけど立地に利便性を求めるのであれば、古い物件を選んだほうがいいでしょう。自分がどういった部屋を望んでいるのかをよく考えて物件を選びましょう。