賃貸物件を借りる際にかかる初期費用(静岡県/モデラー/20歳/女性)

私は静岡県に住む20歳のモデラーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


首都圏で賃貸物件を借りる場合には、一般的に家賃相当額6ヶ月分の初期費用がかかると言われています。不動産取り引きに関する商慣習は、地域による差が非常に大きいという特徴がありますので、関西地方などへ行った場合には全然変わってくることになります。ですので、現在住んでいる場所から遠く離れた場所へ転居する場合には、その転居先地域に存在する慣習を調べてみる必要があります。とりあえずここでは、首都圏エリアの慣習に基づいた説明をすることにします。新たに部屋を借りる契約を結んだ場合には、礼金2ヶ月分、敷金2ヶ月分、仲介手数料1ヶ月分、前家賃1ヶ月分が必要となるケースが多いです。そのために、初期費用は6ヶ月分必要だと言われています。


 礼金については最近では無料にするところも出てきています。これは部屋を貸してくれる大家さんに慣習的に支払っているお礼のお金なのですが、賃貸物件がだぶついている昨今では、部屋を借りた方が逆にお礼してもらってもよいような状況になっていますので、減額したり無料としたりするケースが徐々に増えてきています。また、そもそも関西地方には礼金の習慣がありません。また、上述した6ヶ月分の費用の他に、火災保険の加入が入居条件となっている場合であれば、その保険料2年分の支払いも求められるのが普通です。さらに、保証人を立てることができずに保証会社を利用したような場合には、その保証料の支払いも発生します。どのような物件を借りるのかによって保証料は変わってきますが、結構まとまった金額が必要になります。