賃貸物件相場と築年数の関係(宮城県/インテリアデザイナー/39歳/女性)

私は宮城県に住む39歳のインテリアデザイナーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


マンションやアパートを中古で購入する場合には築年数は大変重要です。というのも建築物には減価償却が起こるため、築年数が経過すればするほど建物の資産価値は下落するからです。しかし、賃貸物件のアパートやマンションで築年数にこだわる必要はあまりありません。賃貸物件の相場も新築の物は高い傾向にあり、築浅物件がそれに続いているようですが、賃貸物件を選ぶ重要なポイントは居住性の高さで、資産価値は賃借人に何の関係もありません。築30年程度のアパートだと構造上の問題はありませんし、むしろバブルと言われた時代の建築物は原材料も設計もお金と時間がかかっている物件が多いためしっかりした造りになっていることも少なくありません。


アパートなど低層の集合住宅では木造の物も存在しますが、現在のプレハブなどと比べると耐性がはるかに高い物件もあるようで、築年数の多さ=家賃の安さには繋がっていないようです。オーナーのメインテナンスにもよりますが、築浅でなくても部屋の改装やリフォームを施した物件、時代遅れになったユニットバスを交換した物件など築年数と内装のギャップがある物件も少なくありません。建物の外観にもこだわりがあり、全てが目新しい状態でないといやだ、という人には向かないかもしれませんが、外装はそれなりに築後の経年を感じさせる状態でも内部の設備が新しく居住性の高い物件なら、家の中で快適に過ごすことが出来るのは間違いありません。