賃貸解約時、お掃除はどれくらい必要か(滋賀県/秘書/51歳/女性)

私は滋賀県に住む51歳の秘書です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸を解約してお引越しするとき、最後の仕事となるのが「お部屋の大掃除」。あまりにも汚れたままで退居した場合、別途クリーニング代を請求されることもあります。また入居時に大家側に預けた「敷金」がこのハウスクリーニング代として充当される事もあります。入居契約の際に「退去時のハウスクリーニング代はどちらもちなのか」確認しておくと、そのあたりのトラブルが減ります。しかし例えハウスクリーニングが入るにしても、それまでお世話になった部屋なのですから、できるだけ綺麗にしてからお別れしたいものです。 一方で、お引越しは何かと忙しく体力がおいつかないのも事実。退去時にはどれくらいの掃除をするのがマナーなのでしょうか。


 さてお掃除ですが、基本的には家具を全て運び出してからの掃除機で十分すっきりします。これまで隠れていた埃やゴミを無くすだけで、部屋はかなり綺麗な姿に。 お子様や喫煙者がいるお家の場合、気になるのが部屋の壁。敷金が戻るか否かの境目もここです。クレヨンや鉛筆の汚れならば固く絞った雑巾で水拭きすれば大丈夫。油性マジック・ボールペン等は、乾いた布に除光液を染み込ませ拭きましょう。また煙草のヤニ汚れで役立つのが重曹です。スプレーで壁に直接重曹を噴射し、水拭きの後に乾拭きという手順で落ちます。 水回りに関しては、物を全て運び出してから水拭きをしてしまいましょう。普段お掃除が大変な水周りですが、物がなければかなり楽です。カビが生えていた場合のみ、除菌をしましょう。 最後に、退去時の掃除は神経質なほどする必要はありません。掃除でお部屋に「ありがとう」を伝え、気持ちよく新居での生活をスタートしてくださいね。