賃貸選びで通勤時間を考える(北海道/不動産鑑定士/59歳/男性)

僕は北海道に住む59歳の不動産鑑定士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件選びで職場までの通勤時間を考えながら選びたいものです。2009年11月時点での東京や神奈川をはじめ首都圏に住むサラリーマンを対象にした民間調査では、平均で片道1時間30分くらいかかるというデータがあります。また理想とする職場までかかる時間は、平均片道約30分といったデータがあります。このことから首都圏に住むサラリーマンの多くが通勤時間の長い立地に住んでいます。通勤時間が長い立地と短い立地ではどちらがおすすめなのでしょう。首都圏の場合職場から離れた立地なら、物件が安い事が多いです。例えば、同じ広さの物件でも都心の場合は6万円係るのに対し、郊外なら3万円と都心に比べると比較的安くなります。


部屋の広さも都心と郊外では違いがあります。都心は比較的狭い物件が多いのに対し、郊外なら比較的広い物件が多くあります。ライフスタイルや家族構成によっても違いますが、子供のいる家庭なら広い物件なら自分だけのお部屋が作れるなどゆったりと過ごす事が出来ます。自然にも恵まれている場所が多いのでのんびりと過ごすこともできます。心の余裕を持ちたいのなら、職場から近い物件に住むのがおすすめです。確かに郊外なら物件も安く済み広い物件が見つかりますが、職場から近いと通勤時間が短く済むので時間に余裕を持つ事が出来ます。例えば、朝自分の時間を持つこともできます。子育て中の家庭なら時間に余裕があるので、家事を済ましてから出掛けることも可能です。