私は京都府に住む66歳のランドスケープアーキテクトです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
単身赴任や転勤のある会社にとって、住宅選びというのは非常に重要です。自宅を購入したとしても、単身赴任を打診されると、社宅がある場合を除き赴任先の住宅を探さなければなりません。賃貸物件を探す場合、自分の欲求が全て満たされる物件はかなり少なく、どこかで妥協をしなければなりません。そういった時何を妥協するかは人によりますが、他のすべてを妥協しても会社までの通勤時間で物件を選ぶ人も少なくありません。というのも特に男性の場合、インターネットを利用することで買い物やその他のサービスを受けることは可能ですが、毎日の通勤時間だけはどうにもなりません。そのため通勤時間を最もこだわり、他はある程度妥協する人がいるのも当然と言えます。
では通勤時間で賃貸物件を選ぶ際、どういったことを基準にすればいいのかという疑問が浮かび上がります。当然近ければ近いほうがいいですが、一般的に都会で働く場合、中心部から離れれば離れるほど家賃が安くなる代わりに会社までの時間は比例して長くなっていきます。会社までの距離が長くなればなるほど移動時間は増えるので、この時間を上手く使いこなすことができれば、物件選びの幅は広がります。読書が趣味なら読書を、音楽鑑賞が趣味なら音楽鑑賞をと言った形で、人の迷惑にならない趣味をある程度持っておけば、家賃が安い代わりに遠い物件でも十分に選択肢にはいります。空き時間を有効活用でき、その浮いたお金で更に趣味を充実させることも可能です。短期契約でも長期契約でも、自分のライフスタイルに合った家を見つけることが、賃貸物件選びのコツといえるでしょう。