私は岐阜県に住む72歳のITコーディネータです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を不動産会社から借りる際に、敷金や礼金や保証金といった費用がかかります。そこで関東と関西での初期費用の違いについて説明をします。最初に関東地方では、家賃の他に敷金と礼金がかかる制度があります。敷金とは賃貸契約時に大家さんに修繕積立金や家賃滞納時に代わりに支払う費用のことです。敷金の相場は一般的に家賃の2ヶ月となっています。また敷金は住居退去時に返還されることがありますので、出来るだけ部屋を綺麗に使用することや家賃を滞納しない心構えがポイントとなります。続いて礼金とは、賃貸契約時に大家さんに対して謝礼の意味を込めて支払う費用です。この礼金は敷金と異なり退去時でも基本的に変換されないお金と決まっています。

　最初に関東地方の賃貸初期費用を紹介しましたので、次は関西地方にはいります。関西では敷金と礼金という制度は基本的にありませんが、代わりに保証金・敷引きというものがあります。この保証金は関東でいう敷金と同じような役割があり、金額の相場は家賃の約4ヶ月～7ヶ月が一般的となっています。続いて敷引きについてですが、これは関東でいう礼金とほぼ同じ役割があります。ただこれは保証金の中に含まれている費用でもあり、この敷引き分のお金は退去後に返済されない仕組みとなっています。敷引きの相場は約2ヶ月～4ヶ月となっており、保証金の半分ぐらいとなっています。例を挙げると、保証金半年分で敷引き3ヶ月となっている場合は退去時に保証金3ヶ月分を受け取れるという仕組みになります。また不動産系由で賃貸契約を行った場合に初期費用として仲介手数料がかかるのは、関東・関西地方共通となっています。