関西の賃貸制度である保証金について(群馬県/酪農家/21歳/男性)

僕は群馬県に住む21歳の酪農家です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


関西で賃貸物件を探してみると初期費用の中に保証金とあります。これは関東で言うところの敷金に当たる費用です。部屋を退去するときには借主に部屋の原状回復義務が課せられるのですが、この時に使われる修理費用を保証金から補填することになっています。また、家賃を滞納して支払えないという場合にも保証金から補填される仕組みです。ただし関東の敷金と違う点は、退去時に敷引きとして一定金額が差し引かれて返還されるというところです。これは契約時にあらかじめ決まっており、例えば保証金が30万円、敷引きが10万円となっているのなら、退去時に10万円を賃貸主に渡し残りの20万円は借主の手元に戻ってくるということになります。


関西圏全てで導入されているシステムではないですが、関東との賃貸事情の違いということで把握しておきましょう。さて、関東では関西のように予めいくらが徴収され、いくらが返還されるという契約がないため敷金の返還トラブルが耐えません。それを考えたら事前に返還されるシステムが決まっているのは楽ですよね。しかし、敷金の場合は部屋をきれいに使い原状回復義務を果たす必要がなければ全額返還してもらうことも可能です。一方で保証金は契約上、どれだけ綺麗に部屋を使用しようが敷引き分は絶対に戻ってきません。相場としては2か月~3か月となっていますので、こういったシステムを踏まえた上で賃貸契約を検討してみることにしましょう。