不動産賃貸で保証金とは(愛媛県/助教/25歳/女性)

私は愛媛県に住む25歳の助教です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


アパートやマンションなど不動産を借りるときに、敷金・礼金・保証金といった言葉を耳にしたことありませんか。近頃は敷金・礼金が無料といたテレビコマーシャルがあります。そもそも、敷金・礼金・保証金とはどういう意味でしょうか。礼金は、大家さんに物件を貸してくれてありがとうの意味のもと、大家さんの一時収入になります。戦後の日本は、焼け野原に食べ物もろくにない時代がありました。そのなかで、供給が需要に追い付かず、つまり住む家を借りたい人があまりにも多く、戦争の被害にあわず残った建物や復興で建てられた建物に入ることができなかったので、借りる側より貸す側の方が立場が強かったので、礼金は、大家さん貸して頂きありがとうと、借りた時に支払われました。


敷金は、家賃滞納や修繕費のための預り金で、前もって賃借人(借りる人)から賃貸人(貸す人)に渡されます。何もなければ敷金は、そのまま賃借人に返還されます。敷金は、関西や九州の一部でのみ使われております。保証金は、預け入れるときは、敷金はと同じように家賃の滞納や賃借人による物件の破損や汚損の修繕に使われるために預けておいて、退去するときに敷引き(預けたお金から差し引くこと)され、残れば賃借人に返還される。保証金は、借りるときから敷引き金額が決められていますので、退去時の敷金にまつわるトラブルは起こりにくいです。この敷引きがあるところは、更新料はありません。資金と保証金は同じ性質のもの考えてもいいと思います。