僕は兵庫県に住む24歳のCMディレクターです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
一般的に住宅の購入は、人生設計によって決められます。勤務地や家族の人数などをあらかじめ決めておき、それをベースにして住まう家を決めるのです。たとえば生涯独身で一人暮らしをする予定の人の場合は、単身者用のマンションを購入するといった具合です。首都圏で勤務し、子供は2人という人生設計にした人の場合は、通勤の便の良い東京23区内かその周辺にある、子供部屋が2つある住宅を購入するといった具合になります。ところが、中には人生設計を考えることが困難という人もいます。たとえば転勤の多い企業に勤めていて住所が安定しない人や、不妊治療をしていて子宝に恵まれるかどうか分からない人、将来両親を呼び寄せて同居する可能性のある人などです。
そのような人に人気があるのが、賃貸住宅です。賃貸住宅なら、状況に合わせて転居することができるため、人生設計を考えずに暮らすことができます。住む地域や家族の人数が決まってから購入を検討すれば良いのです。また既に子育て中で、今後子供が増える可能性のある人には、賃貸の一戸建て住宅が人気です。広い一戸建て住宅でのびのびと育児をしながら、新しい家族がやってくるのを待つことができるからです。分譲住宅の多くは高額なので、購入には慎重になる必要があります。購入してから出産や同居が決まり、家族が増えたため部屋が足りなくなり、再び大金を用意して買い替えることになる人もいます。それを防ぐためにも、人生設計が確定するまでは賃貸住宅の利用が便利ということです。