僕は神奈川県に住む38歳の役者です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

ちょっと前までは、結婚したら住宅を購入して早く一人前にという義務的な考え方が大半を占めていましたが、最近では日本経済などの諸事情から購入を控える人も多くなっています。そこで今回は賃貸マンションの損と得について検証してみることにしましょう。まず得することからです。最近、会社も以前のように終身雇用とはいかなくなってきました。急な転勤や転職を考えると、仕事が定着するまでは賃貸の方が無難です。また、毎月の家賃の支払いなので多額な住宅ローンというプレッシャーがありません。もちろん切れた蛍光灯の取り替えなどは自己負担ですが、地震や台風などによって壊れた外壁や屋根などの修理に費用はかかりません。（契約時に契約書の内容を確認してください）また、例えば隣に変な人が入居したとか、見晴らしがよかったテラスの前にビルが建った時など、急な環境の変化に対応できます。

また、損もあります。新築の賃貸もありますが、基本的には中古物件がほとんどです。また、間取りを変える、内装に手を加えるなどの室内の模様替えができません。契約上できたとしても、退去時に現状復帰の費用がかかります。それに賃貸業はもちろんビジネス。他人に家を貸すリスクや利益を考えて、同じ程度の物件を購入した場合と比べると家賃は割高に設定されています。また、長い期間借り続けると新しかったビルもだんだん古くなりますが、家賃が安くなるわけではありません。さらに、買取りは資産になりますが、賃貸は何十年家賃を払い続けても自分の物にはなりません。以上損と得についてご説明しました。が、損になることより得になることの方が比重が大きいのは確かです。あとは、その人の価値観の問題になります。ご自分の価値観で考えた時、どちらが大きくなるでしょうか。