私は三重県に住む25歳のノンフィクション作家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

入居時の費用でもある敷金や礼金がなしの賃貸物件は一見、メリットが高そうに見えますが、実際はデメリットも入居する際には考えておいたほうがいいことです。まず、退去したときに退去費用を用意しなければいけなくなってくる点です。礼金は大家に対して支払う費用になってくるので返金されないのですが、敷金は退去時に部屋を補修する費用に使われたりするし、返金される可能性もあり得るわけです。つまり、敷金を支払っていればその費用をそのまま、退去時の費用に当てられるのです。あとは元々、人気のない物件も敷金や礼金などを含む初期費用が安くなっていたりするので、初期費用を安くするだけではなく、退去時の状況まで考えて借りるべきです。

礼金は安い物件の方がメリットは多くなってきますが、敷金だけは支払っておいたほうが自分にとっては助かるところが多くなります。最初から敷金と礼金がある物件を選んでおいて、礼金だけは安くして欲しいと大家に交渉するのもできるのですが、あまり入居者が少なくて空き室が目立っている物件だったりすると希望条件を受け入れてもらえたりする場合があります。要するに入居時には費用の安さだけで物件を借りようとしないのがもっともなのですが、入居する際に初期費用を払いすぎてしまったとしても自分にとってそのほうがデメリットが少なくなってくるケースもあるのです。管理費などは管理をしてもらうために払う必要がありますが、これは必要な費用です。