初期費用をおさえて賃貸を借りるには(大分県/歯科技工士/59歳/男性)

僕は大分県に住む59歳の歯科技工士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を契約をするためには何かとお金がかかります。初期費用と言われるもので、敷金や礼金、仲介手数料などがこれに当たります。部屋探しをしていて物件情報を見ると、該当物件を借りる時にかかる初期費用のおおよその金額がわかります。たとえば敷金2カ月礼金2カ月なら、最低家賃4ヵ月分の出費を覚悟しなければなりません。これにさらに家賃の前払い分と、管理費、駐車場を借りる場合は駐車場代、仲介手数料、火災保険料などが加わります。家賃は、1カ月のお給料の3割程度を目安として探すといいとされています。それを基準とすると、おおよその初期費用の合計がわかるはずです。資金に余裕があれば物件の選択範囲が広がり、いい賃貸を借りれる確率が高まります。


初期費用を安くしたい人がまず目を向けるのが、敷金や礼金がなしの物件です。敷金礼金がゼロ円だと、だいぶ経済的に楽になります。しかし、敷金ゼロ円物件を借りると、あとで何かとトラブルになることもあります。敷金は大家さんに預けておくお金で、賃料滞納の際に代わりに充てられたり、部屋が不自然に汚れていたり、傷ついていた場合の修繕費に補填されます。敷金を入居時に預けておかなかったばかりに、退去時に不本意な修繕費を請求されるケースもあるようです。そうしたリスクを少なく敷金ゼロ物件を借りたいなら、入居するときに部屋の気になる部分を写真撮影しておくと便利です。ちょっとでも床にキズがあったり、壁にヒビが入っている箇所を写真に撮って残しておけば、あとでトラブルになった時に役立ちます。