周囲の環境で考える賃貸の選び方(栃木県/裁判所職員/64歳/男性)

僕は栃木県に住む64歳の裁判所職員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


住環境という言葉があります。これは住んでいる周りの環境全体を表します。複合的な要素が絡み合って、その辺り一帯の住環境の良しあしを決めます。それで、賃貸の選び方を考える際には、住環境をしっかりと観察することが欠かせません。住環境を決定づける一つの点は、騒音です。騒音が出やすい場所は、住むのに適した場所とはいいがたいものがあります。この程度の音ならば問題がないと考えて契約をしてしまうと、後で後悔するので注意が必要です。時には体調を崩して体を休めたい時もあります。日頃の疲れを取るために、週末は静かに過ごしたいと考える人もいます。子どもを静かな部屋で寝かしつけたいと考える母親もいます。共通するのは、静かな環境です。


借りようかどうか検討している物件が静かであるかどうかを確認するには、内覧するときが肝心です。部屋を見せてもらうときには、部屋の窓はすべて閉まっています。それを開け放してみて、外部からどの程度の音が入って来るか確認しておきましょう。家の近くを幹線道路が走っている場合などは、思っている以上に車の走行する音が響くものです。部屋を見せてもらうのは、昼間であることが多いと思います。多少手間はかかりますが、時間帯を夜に変えて再び騒音の確認が出来るとベストといえるでしょう。夜になると町の雰囲気は変化します。付近に飲食店がある場合は、その変化が顕著といえます。夜になると昼の何倍もにぎやかになる場所があるのです。