地域によって違う賃貸物件の初期費用(徳島県/美術商/28歳/女性)

私は徳島県に住む28歳の美術商です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


引越し貧乏という言葉があるように、引越しにはお金がかかります。賃貸マンションやアパートなどの賃貸物件を借りる場合、どれくらい初期費用が必要なのかお分かりでしょうか。初期費用は地域やオーナーによって違いが出ててくるので、違いを挙げながら説明していきます。まず、敷金・礼金があります。この敷金・礼金という制度は、関西や九州地方にはありません。関西九州地方になると、「保証金」「敷引き」という形になります。敷金が保証金、礼金が敷引きに当たります。基本的に敷金・礼金は、ともに家賃の2ヶ月分が相場となっていますが、保証金・敷引きはどうでしょうか。保証金は家賃の6~8ヶ月かかり、敷引は保証金の半額~6割程度が相場となっています。


次に仲介手数料です。仲介手数料は、不動産会社に払う紹介料です。最大で家賃の1ヶ月分を支払います。続いて前家賃です。家賃は原則、前払い制になっているので、入居日から次の家賃の支払い日分までを大家さんに日割りで支払います。最後に火災保険です。最近では火災保険の加入を義務付けているところがほとんどです。火災保険料は2年で15000円~20000円以内が多くなっています。以上が、賃貸物件を借りる上で必要になる基本的な初期費用です。近年では敷金・礼金0円や仲介手数料0円の賃貸物件が増えてきているため、初期費用が安く済む場合もあります。全国的に見て、関西九州地方は他都道府県に比べて初期費用がかかるのが特徴です。