大阪で賃貸契約すると敷金ではなく保証金(徳島県/プロレスラー/54歳/女性)

私は徳島県に住む54歳のプロレスラーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


一般的に賃貸を借りる時には礼金や敷金が必要です。しかし大阪や神戸では独自の方式があって、保証金と敷引きが必要となるのです。保証金というのは敷金と同じで、入居者が家主に一時的に預ける金額です。違うのは契約の時に、退去する時のクリーニングや修繕するために差し引かれる敷引きの金額が示されていることです。普通は退去する時に家主が立ち会いのもとで原状回復の判断がなされ、工事が終わった時点で費用の請求がなされるのです。しかし大阪や神戸では、契約時点で敷引きという形で、あらかじめ原状回復の費用が明らかになっているのです。保証金の相場というのは家賃の6ヶ月から8ヶ月分となっており、敷引きの相場はその半額が一般的です。


関東などでは敷金は家賃の1ヶ月から2ヶ月が相場なので、かなり高いイメージがありますが、決してそうではありません。例えば家賃が5万円の賃貸で考えると、保証金は30万円から40万円が必要となります。関東では敷金が5万円から10万円必要となります。ただし礼金が含まれます。礼金は家賃の1ヶ月分から2ヶ月分なので、トータルすると10万円から20万円が必要ということになります。大阪や神戸では礼金は敷引きに含まれるので支払う必要はないのです。このように比較すると関東の方が入居時の支払いは安いように見えますが、大阪や神戸では退去時に保証金の半分が戻るので、実際に支払う金額は15万円から20万円となります。関東とはあまり差がありません。しかし関東の場合は、原状回復費が敷金を上回ると、その分を支払う必要があります。このように関東とは違うシステムになっているので、大阪方面で借りる場合は注意が必要です。