学生向けの賃貸は選択肢が広いです(岩手県/裁判官/61歳/男性)

僕は岩手県に住む61歳の裁判官です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


学生向けの賃貸の最大の特徴は期限が比較的限られているということです。どの年齢で親元を離れるかによって異なりますが、中学からであれば学校の寮に入るのが一般的ですし、高校生なら寮に加えて下宿や学生会館という選択肢もあります。大学であればさらにアパートやマンション、一戸建てなどの賃貸物件が選択肢として出てきます。いずれにしても3年から6年くらいの比較的短い期間を想定して借りるのが特徴の賃貸物件です。大学の近くであれば、それこそ専用の賃貸物件が多く、大学に入学して初めての物件探しという例も多いので、親子共々どのような物件が良いのか戸惑うこともあります。物件の形態のそれぞれの特徴を理解することが必要です。


最も一般的なアパートという選択ですが、気楽に借りられ比較的初期投資や家賃が安いという利点があります。ただ、大学の近くであっても不特定多数の人間が入居している可能性が高く、生活時間の違いなどからトラブルも出てきます。さらに防犯面で設備が十分でない場合も多いようです。次にマンションという選択です。これもアパートと同様不特定多数の人間が入居していますが、女子が防犯面の充実を理由に選ぶことが多く、「女性専用」「学生専用」と特化したマンションも多く見られるのが特徴です。それ以外の選択肢として特徴的なのは学生会館や下宿です。これらは食事付きの場合がほとんどで初めて親元をはなれる学生や、自炊に煩わされることなく学業に専念したい者向けで、生活サイクルが同じなので入居者同士のトラブルも少ないです。いずれにしても入学後の自分のライフスタイルに合った賃貸物件を選択するのが大切です。