僕は鳥取県に住む60歳の棋士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件での一人暮らしを、一度は経験したことがある人も多いでしょう。そのうちの大部分は、学生時代に、親元を離れて生活したのが始まりと思われます。学生時代は、ほとんどの場合親が保証人になってくれますし、まだ自分の収入もありませんので、これもやはり、親が家賃を出してあげられる範囲内で賃貸物件を借りることになります。ただし、契約の過程において、敷金とか礼金とかいった言葉を初めて目にするわけですし、大家さんから一通り説明も聞くわけですから、既にこの時点で、賃貸契約の何たるかをわずかながら学んでいることになります。また契約書や、家賃の振込の控えなどは自分で管理することになりますので、この時点で、部屋を借りることの何たるかを自覚することになるわけです。
学生時代以外では、新社会人になって、初めて一人暮らしをするケースが多いです。この時はすでに自分の収入もありますし、社会人としての生活が始まっていますので、通勤や買物に便利な所をより優先するようになります。また、社会人になって車を持つようになり、駐車場のある所を選ぶ人も多くなります。学生であっても社会人であっても、賃貸物件での生活、特に一人暮らしは一度はしておいた方がいいでしょう。こういう経験は、若いうちにしておいた方が、その後の人生にプラスになります。また、これを経験することで、一人での生活費がどのくらいのものなのか、賃貸物件で暮らすとはどういうもので、何に気を付けるべきかといったようなことまでもが学べるようになります。