学生街の賃貸物件について(石川県/労働基準監督官/49歳/男性)

僕は石川県に住む49歳の労働基準監督官です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


大学や専門学校など学生が多く集まる地域には、賃貸アパートなどの物件が多く作られています。高校を卒業した後には、実家を離れて遠い地域で学ぶことになるため、学校周辺にはこういった住宅が必要になるのです。多くの場合、賃貸契約を交わすのは、合格発表の直後です。学校の中の生協や周辺の不動産会社に仲介してもらうことで、スムーズに部屋を見つけることができます。こういった物件は、早い者勝ちで優良な部屋が埋まってしまいます。そこで、できるだけその競争に勝つために、入試試験を受けたばかりで合否の結果がわからない内から部屋の契約をするという人も存在します。学生街の人気が高い賃貸物件は、それだけ競争率が高いと言えます。


ほとんどの場合、家賃は親などからの仕送りでまかなうことになります。そこで、申し込みの際の審査の対象となるのは、親などの保護者の収入状況です。勤続年数が長くて確実な支払い能力があると認められる必要があります。その他、学生用の物件ならではの特徴も存在します。女の子が安心して一人暮らしできるように、男子禁制になっていたり、大家さんが常駐していたり、オートロックがついていたりなど、それぞれの要望に合わせたオプションが用意されています。また、自分でアルバイトしながら家賃を支払う学生もいることから、一般的な相場よりも家賃を低めに抑えている物件も多く存在します。必ずしも学生でなければならないという決まりもないことから、家賃の安さにひかれてあえてこのエリアに部屋を借りるという社会人も存在します。