家族向け賃貸物件の間取りと年代別の傾向(岐阜県/エディトリアルデザイナー/22歳/女性)

私は岐阜県に住む22歳のエディトリアルデザイナーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件の紹介ではその間取りについてKやDKまたはLDKの表記が使用されていますが、その表記だけでは不動産関連の方や頻繁に引越しされる方でもない限り具体的な位置や広さなどが掴み難くなっています。また、間取りには建築された年代により傾向があり、これから家族向け賃貸物件を探すという方はこれらを押さえて置くと参考になります。そこで、まず間取りの表記については、Kがキッチンを意味しDKはダイニングキッチン、LDKはリビングダイニングキッチンを表します。そして、これらの頭に記載されている数が部屋数となり、例えば2DKであれば部屋が2つとダイニングキッチン、また3LDKであれば部屋が3つとリビングダイニングキッチンがあることを指します。


そして具体的な広さについては、キッチンに関しては正確な基準がありませんが、首都圏不動産公正取引協議会では1帖が1.62㎡と定められています。次に、間取りの傾向については家族向けのタイプで昭和30年代ではダイニングキッチンというものがなかった頃ですので2Kが多くなっています。またバブル期に建設された物件では2DKが多くなっており、これは地価高騰により広い間取りの物件では家賃が高額になってしまうことや建築ラッシュに対応して急速に建設できるものである必要があった為と言われています。そしてバブル景気が落ち着いた後では2LDKや3LDKなど大型の物件が多く建設されるようになり、生活空間のゆとりや快適さが重視されています。