僕は愛知県に住む38歳のモデルです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

自分のすまいを持家にするか賃貸にするかは誰もが一度は検討する選択肢の一つですが、それぞれのメリット・デメリットについてここでは不動産の流動性に関する特徴を観点に説明していきます。不動産の場合、株式等の有価証券と異なり多くの市場参加者が集いいつでも売買しようとしてもすぐに取引相手が見つけることは容易ではありません。不動産屋に仲介をしてもらうのが一般的ではありますが、すぐに売買成立するのはかなりの優良物件でしょうし、買いたくてもなかなか望みの物件が手に入らず、当初予算の超える価格で購入せざるを得なかったり、また急遽売却しようにも買い手が見つからず価格を引き下げて無理に処分し購入価格を下回る価格処分したりということも起こりえます。

こうした不動産の流動性に着目して持家・賃貸のメリット・デメリットについて考察すると、持家の場合は、生活環境に大きな変化が生じた場合、例えば、①リストラ等で収入が激減したため、ローン返済に窮した場合、②家族構成が大きく変化したことにより購入物件が手狭、もしくは持て余すようになった場合、③転勤、転職等により転居の必要に迫られた場合、等において売却処分を検討した際に買い手がつかず変化に即応することが容易でなくなるリスクがあります。一方、賃貸の場合、そういった生活環境の変化に相応するのは相対的に容易で、転居の場合にも賃貸借契約を終了するだけで容易にできますし、気軽に身の丈にあった物件に切り替えることも容易です。ただ、信用に問題のある立場に置かれたとき（病気、高齢、低収入等）においては相応に借り換えも容易ではないのが現実でしょう。