更新料が大きい時は別の賃貸を探すのが正解(長野県/講師/19歳/女性)

私は長野県に住む19歳の講師です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


毎年1月から3月というのは賃貸物件の繁忙期にあたります。新入学や卒業する学生たちの移動が増えるのと、サラリーマンの転勤時期とが重なるためです。賃貸物件を探す場合にはなるべくこの時期を避けた方がいいのですが、現実的にはそうもいきません。良い物件を借りるには少しでも早く動く必要があります。入居予定が3月下旬なのに2月の時点で気に入った物件が見つかった時は、すぐ契約することになります。その場合、入居予定が3月下旬でも契約した2月分から家賃を払わねばなりません。このことは案外知られていないので気をつけて下さい。契約する時には入居時のことだけでなく、入居後のこともしっかり確認しておく必要があります。特に更新時の手続きについては納得いくまで説明を受けて下さい。


一般的には2年ごとの更新になります。更新時には色々な決まり事がありますが、支払わねばならない費用が発生するのです。まず更新料が必要になります。これは礼金と同じで不動産業界の習慣によって払うことになっているのですが、特に法的に決まっているものではありません。支払わずに済むように交渉できますが、契約書に書いてあれば従わねばなりません。この点も契約時にしっかり確認してください。更新料は普通は家賃の1ヶ月分ですが、物件によっては2ヶ月や3ヶ月となっている場合があるので、この点も確認してください。契約書に3ヶ月となっていると、更新の時に家賃の3倍のお金が必要になりますから、大きな出費になります。そのような場合は更新時に別の賃貸を探して移るという選択もできます。