私は佐賀県に住む72歳の杜氏です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
最近、アメリカの大都市ではマイクロアパートという賃貸物件が注目を集めているそうです。これは、私たちの国で言うところのワンルーム物件のことです。そもそも外国の家というと、とても広いという特徴があります。しかし、最近では不況の影響下で、とりあえず生活さえできれば良いという考え方をされる方が増えています。 ですから、需要が高まっているのです。それと、アメリカでは最近、晩婚化と高齢化が進み、一人で暮らす人が増えていることも背景にあります。昔では多くの方が結婚をして家族一緒に生活していました。ですから、単身世帯は少なかったですが、今や単身世帯は全体の約30パーセントを占めるまでに急増しています。ですから、
特に人口が密集した都市では、住宅費の上昇と相まってマイクロアパートへの関心が高まっています。その賃料は、おおよそ11平方メートルで家賃は750ドルとなります。まわりの広い物件に比べると格安となり、単身者に住みやすいのが特徴です。 現在でも、このようなマイクロアパートをたくさん造ろうと計画されています。しかし、今の条例では物件の部屋の広さに規制があるために、このようなコンパクトな賃貸物件がつくりにくいという悩みがあります。そこで市長は、現在の建造物の条例を変え、マイクロアパートの普及を進めようとしています。マイクロアパートに折り畳み式の家具やロフトスペースなどを取り入れて、オシャレに見えるように工夫もなされています。ますます需要が高まりそうです。