僕は三重県に住む71歳の文芸評論家です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
考えてみると自分に合った部屋がどんなものかというのはなかなか判断できないものです。ゼロから考えるとなると余計にわかりにくく、どんな部屋でも自分は気に入りそうだと思ったり、逆にどんな部屋でも好みではないと思いそう、そんなふうに考えることもあります。情報が少ない段階で考えるのは困難ですが、ある程度情報を得ている状況であれば、具体的なイメージを描くことができるので、難易度が下がると言えます。賃貸物件というのはいくらでも見て回ることができます。料金なども発生しませんし、大抵の場合は不動産業者が連れて行ってくれますから、交通面に関しても不安はありません。予め写真で見て良いと思った物をすぐに目で見ることができるのです。
こんな風に条件が整っているわけですから、正直言って賃貸の情報を集めるのであれば、実際に見てみるのが手っ取り早いと言えます。住宅の形は様々で、それこそ文字通り部屋の形から窓の数、天井の高さや床材に至るまで何もかもが異なります。ですから見ていく中でこの物件のこの部分は良い、あの部分はあまり好きでないなど、判断するための要素がいくつも蓄積されていくのです。こうすることによって自分の理想の住宅図を頭のなかに描くことができるようになるのです。賃貸はその特性を活かせば誰でも理想の姿を描くのは容易ですし、入念に下調べをすれば後悔や失敗が少ないのです。時間をかければどんな人でも自分にとって最高の物件を見つけられるのです。