築年数が古い賃貸物件の良さとは。(奈良県/訪問介護員/41歳/女性)

私は奈良県に住む41歳の訪問介護員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


築年数が古い賃貸物件を敢えて借りるという方がおられます。そういう方々は、古い物件ならではの、味わいのある備品の形状やサビ感、飴色にかわった床の年代を感じる風合い、現在の住宅にはない希少な間取りなどのレトロ感に惹かれて入居したりします。もちろんそのような物件は、賃料も破格の安さだったりします。都心の一等地で、お洒落なファッションビルも徒歩数分の場所にあるのにこの家賃・・という驚くべき物件も中には有ります。蛇口がひねるタイプのものだったり、クローゼットではなく押入れだったり、お風呂が昔ながらのタイルだったり、台所の給湯が瞬間湯沸かし器だったりするかも知れませんが、それらを楽しめる人には良いのではないでしょうか。


築年数が古い物件は、収納が大変広い事が多いです。なかには天袋などがあったりして、収納には困らないといいます。また物件によってはすでにリフォーム済みのものもあり、外観はかなり古くても、中は驚くほど綺麗でお洒落というものもあります。大家さん側も借りてもらわないことには始まらないわけですから、若者のトレンドを取り入れた部屋づくりを意識しているのでしょう。そのような物件には、古さと新しさが混在した「むしろ新しくて」かっこいい空間が出来上がる事も多いです。このように古い賃貸物件には古いなりの良さがあります。耐震性やセキュリティー面や衛生面さえクリアすれば、時間の経過した物件にしか味わえない良さが味わえるでしょう。