私は和歌山県に住む68歳のボディーガードです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
よく、利便性の高い物件は価格が高いと言われています。確かにその通りであって、商業施設や教育関連施設から近ければ近いほど、賃貸物件としての価値は高くなり、総じて価格も高くなります。では、交通面はどうなのかと言いますと、通勤時間と賃貸の関係性から見ていきます。どこに勤めているかにもよりますが、例えば都内を基準として、都内からどれだけ離れているかによって賃貸価格も変わります。又、同じ距離離れていたとして、それが鉄道沿線にある物件なのか、それとも周辺に鉄道路線がない地域なのかによっても賃貸価格は変わります。ですから、通勤時間と賃貸価格はとても密接な関係にあると思われます。しかし、地方はどうなのかという疑問がでてきます。
上記の考えでいけば、地方の中心地区に向かう鉄道路線沿いにある物件は、沿線沿いにない物件に比べ通勤時間も短くてすむわけですから、価格は高くなると考えられます。しかし、地方都市においては、鉄道沿線沿いであっても、大都市圏の鉄道沿線沿いに比べ、地価価格や商業施設面で規模が小さくなります。その為、価格も大都市圏より下がります。大都市圏における衛星都市では、大型の商業施設の立地や人口増加なども考慮されている為、地方の中心都市以上の地価価格になっている地区もあります。ですから、必ずしも地方都市においては、通勤時間と価格は比例しない場合もあるということです。利便性が価格に結び付くのは大都市圏において顕著にみられるということです。