賃貸と間取りでわかる日本人の生活(愛媛県/編集者/68歳/男性)

僕は愛媛県に住む68歳の編集者です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


今、賃貸の間取りはどのようなものがあるのでしょうか。「ファミリー物件」をネット検索してみると、たいていの記述は新婚さん向けのような気がしませんか。2LDKくらいで50㎡くらいの広さです。人によってお子さんがいても、このような部屋を希望すると思います。ところがお子さん有りのファミリータイプで探してみると、急に部屋数が増えて間取りも複雑になります。一昔前の古い物件たとえば2DKや3DKならば仕切りの襖を外して1部屋にすれば、広く感じるような工夫もできます。KやD、DKというのは古いタイプの呼称だと思えてしまいます。現在、3DKという物件はなかなか見つからないといいます。キッチンのある部屋を広く作り、LKにしているからです。


一人暮らしの間取りはどうなのでしょうか。ガス台・トイレは共同、風呂な銭湯、ドア(横開きタイプもあります)を開けたら畳の1部屋…という下宿の間取りは、住むのに大変な気もしますが、若者には人気があるそうです。その後はワンルームマンションが登場し働くシングルたちを支えました。ミニキッチンには電磁コンロがあり、お風呂とトイレが一緒になっています。その後はやはりお風呂とトイレは独立型にもどります。共有から個の時代になり、どの部屋も一定の広さになってきました。そして今はルームシェアという方法で他人と同居する人たちが話題となっています。家族ぐるみでホームシェアもあります。人は時代に合わせ間取りという枠を越えて、この先も進化していくことでしょう。