私は神奈川県に住む68歳のエディトリアルデザイナーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
分譲マンションを購入した場合、区分所有者は全員管理組合に加入することを求められます。この管理組合の総会でマンションの大規模修繕計画を立てたり、日常的なルールを定めたりするわけですが、なかなか面倒なものです。理事になるとかなり忙しい思いをすることになりますので、なかなか理事のなり手がありません。そのため、多くの分譲マンションでは理事を持ち回り制にしています。したがって、住んでいる以上、数年置きに理事を務めなくてはならないことになります。しかし、マンションの居住者は、ライフスタイルも家族構成も皆バラバラです。何か決めたいことがあっても、なかなか意見の一致をみることができず、苦労してしまうケースが少なくありません。稀に大きなトラブルが生じてしまうようなこともありますので、気苦労が絶えません。
しかし、賃貸で利用している人の場合は、管理組合に加入する必要がありません。分譲マンションを購入した後で転勤が決まり、部屋を賃貸に出す人がかなりいますが、そのような部屋を借りて住んでいる人には、管理組合に加入する義務がありません。つまり、賃貸を利用すれば、面倒な人間関係に煩わされずに済むというメリットがあります。賃貸に出された部屋を借りた場合、そこに住んでいる人は区分所有者ではありませんので、管理組合に加入する義務を負いません。あくまでも区分所有者が組合を構成することになっていますので、気楽です。もちろん、管理組合が定めたルールなどを順守する必要はありますが、面倒な話し合いに出席する必要がありませんので、楽チンです。