私は宮崎県に住む38歳の技術コンサルタントです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

礼金は、賃貸契約を結ぶ際に借主が貸主に支払うお金のことを意味し、関東地方などで特に多い慣習となっています。賃貸契約を結ぶ場合には、このお金の他に、担保金である敷金および不動産会社への謝礼である仲介手数料が発生します。敷金については、担保金であるため、家賃滞納や賃貸物件への故意過失による破損などを生じさせなければ、退去時に返却される意味合いを持つお金ですが、礼金については、貸主つまり大家さんへの謝礼として支払う意味合いを持つお金であるため、支払後、返却はされません。その為、退去時に返却を求めてもこのお金部分については返却されないため、敷金とは性格が違うお金であるということを注意しておく必要があります。

また同じように仲介手数料についても、不動産会社への紹介料やサービス料として支払う性格のお金である為、このお金も同様に退去時などに返却はされないため予め注意が必要です。賃貸物件を探す場合、敷金が家賃の何ヶ月分、礼金が家賃の何ヶ月分などと指定されている場合がありますが、これらの性質から、礼金の額が低いほど、物件を借りるためのコストとしては安く済むということになります。また、最近ではいずれも0円という物件も多くなっておりこの場合は、初期費用の負担を少なく賃貸物件を借りることができるため、これらの金額がどうなっているかは物件探しの際の目安とすることができます。また、物件が残ってしまっているような場合は、礼金は交渉で下げてもらうこともできる場合があるため、交渉してみることも重要です。