僕は長崎県に住む68歳のアシスタントディレクターです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸のメリットは、外壁が剥がれてしまったり、給湯器などが故障してしまっても、大家側が負担してくれるし、家の周りの管理も管理会社がしてくれるので、金銭面や管理面ではとても楽ですが、デメリットもあります。分譲は、毎月の支払いをしていればいずれは個人の資産になりますが、賃貸の場合はずっと家賃を払い続けても資産にはなりません。賃貸は、壁に穴を開けて棚を設置するなど家の中を自分の好みにすることができません。その他にも、2年ごとに更新料がかかったり、引っ越す際には新たに初期費用がかかったりします。高齢者の場合、収入面などから転居が難しい可能性もありますし、高齢者には部屋を貸してくれないところも多いので、その時は親戚や子に手を貸してもらわなければなりません。

収入が減ってしまっても、生涯家賃を払い続けなければなりません。賃貸住宅は景気に左右されやすく、将来家賃が上がってしまう場合もあります。隣同士の壁が薄い住まいだと騒音などの問題が起こる場合もありますが、嫌になったらすぐに引っ越せるというメリットもあります。賃貸は、子供が増えたり、子供が自立した際には、広い家に住み替えたり狭い家に住み替えたりすることができます。デメリットが多いように思いがちですが、近所づきあいや地域の活動に参加しなくても良いなどメリットも多いです。分譲マンションでも、ローンの返済が終了しても修繕費や管理費を払い続けなければならないし、返済が終了したころには修繕しなければならない場合もあるので、先のことを考えどちらが良いか検討しなければなりません。