僕は愛媛県に住む65歳のランドスケープアーキテクトです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件は、気軽に借りれる反面、いくつかのデメリットがあります。借りるなら、いい面だけではなくデメリットをよく知って、理解したうえで借りるようにしましょう。賃貸マンション、アパートというのは全く知らない人が集まって同じ建物の中で生活しています。隣に住んでいる人の顔も名前も知らない人も多いでしょう。そんな建物で暮らすというのは、防犯面から考えるとリスクがあります。まったく見たことがない人がマンションの周辺をうろついていても、住民なのか不審者なのか判別するのは不可能です。たとえオートロックのマンションでも、住民のふりをすれば誰でも内部に入り込むことができるのです。トラブルに巻き込まれないように防犯意識を持って生活することが大事です。
賃貸のデメリットは生活する上でも付きまといます。暮らしていて不便だなあと思っても、勝手に壁や床などに手を加えたり、間取りを変えたりできないはできないのです。契約内容によっては、壁に画びょうを指すことも禁じているマンションもあります。生活しているとは言っても、あくまでも持ち主は大家さんなので、大家さんの許可なしに手を加えてしまうと、退去させられたり、修理費を請求されることになります。リフォームができないのは大きなデメリットです。また、生涯ずっと賃貸に暮らすのと、持ち家を持つのとを比べると、総合的に見て賃貸の方が費用が大きくなります。長く暮らしているからといって自分のものになるわけではないので、短期間だけ利用するのが賢い選択です。