僕は石川県に住む60歳の筆跡鑑定人です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
仲介手数料とは、不動産会社を通して物件を購入したり、借りたりする際に支払う成功報酬のことです。あくまでも成功報酬として支払うので、売買や賃借の依頼をしても取引が成立しなければ払う必要はありません。その仲介手数料は、上限が宅建業法で決められています。ですから、その範囲内であれば各不動産会社が自由に設定することができます。一般的にはその上限いっぱいに設定しているようです。賃貸の場合、通常この仲介手数料は貸主と借主で折半して支払うべきものですが、実際は借りる側が全額支払う契約になっていることがほとんどです。全額借主が払うこととなれば、およそ家賃一ヶ月分となります。しかし上限いっぱいに設定された手数料も最近は価格競争によって下がり始めています。
不動産会社のホームページでは、「仲介手数料無料」や「半額」、「30%オフ」などの文言が目立つようになってきました。賃貸住宅の場合、仲介手数料は法的には「半額」です。貸主・借主双方にとって、公平なルールにやっと近づいてきたようです。しかし、それらの文言があると一見得したような気になりますが、実際は必ずしもそうとは限りません。手数料が安くなっている分、礼金や鍵の交換費用などという名目で徴収されていることが多くあります。ですので、手数料の安さだけに踊らされず信用できる営業マンを見つけることが最も大切です。手数料が他よりも多少多くかかったとしても、そのほうが納得して部屋を借りることができるのではないでしょうか。