賃貸の保証金は敷金的な性質です。(岩手県/ファシリテーター/23歳/女性)

私は岩手県に住む23歳のファシリテーターです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を数年おきに利用される方は保証金という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。賃貸においての保証金とは敷金礼金の敷金にあたる意味合いが強く、法的性質もその様に解釈されている場合が多いようです。しかし現実にはトラブルとなる事も少なからずあるようで、敷金以外の意味があるのかないのか裁判になっている例もあります。関西方面では敷引きと言われ、原状回復の為の費用と考えられていて、最初に預けた金額の中で納まる場合が多いようです。その他の地域では敷金や保証金は返却されるのが当然と考える人もいて、補修の為の追加請求がされるとトラブルに発展するケースも少なくありません。初めから敷金や礼金がない物件を選べばよいのですが、立地条件が良い上に家賃が手頃だったりすると敷金や保証金は選択する際のネックになったりします。


敷金が物件を選ぶ際の決断できない要因なら貸主に交渉してみましょう。特に3月や4月といった物件が多く動く時期以外は貸主も早く部屋を契約したいと考えるので減額してくれる可能性が大きいです。その他にも節約できる部分は多くあります。家賃も2千円程度なら減額に応じてくれる事もよくあります。仲介手数料も減額もしくはなしにしてくれる場合が多いです。申込み時の審査に悪い影響が出ない程度に不動産屋を通して交渉してみてください。そして契約へと進展したら退去時のトラブルにならないように設備の破損や床の凹み、大きなシミやキッチンの油汚れを事前に貸主に確認させて置く事も大切です。本来故意や不注意による破損以外は原状回復義務に当てはまらないのがガイドラインの趣旨の筈です。安易に妥協せず費用を抑えて快適な生活空間を獲得しましょう。