賃貸の契約更新時に必要な事(山梨県/会社員/56歳/男性)

僕は山梨県に住む56歳の会社員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸契約の契約更新を行う際には、幾つかの手続きを踏む必要があります。まず第一の手続きは、不動産オーナーに対して賃貸借契約の更新の意思表示を行う事です。通常、契約満期日の30日から60日前前後に、不動産オーナー又は不動産オーナーからの委託を受けた不動産仲介業者から、契約満期が近づいている事を知らせる通知が届きます。この通知は契約更新に関する意思確認通知の役割も兼ねており、賃借人は契約を更新したいと考えている場合には、その通知に契約を更新したいという事を記した上で、不動産オーナー又は不動産仲介業者に返送する必要があります。この契約更新に関する意思表示を行ってはじめて契約延長に向けた手続きが開始される事になります。


契約の更新を行う際には、まず不動産オーナー側から契約を延長した場合に新たに適用される家賃の金額と、契約延長が決まった場合に支払う更新料の金額が提示されます。不動産オーナーから提示された新たな家賃の金額や更新料の金額に異論が無い場合は、その条件で契約を更新する旨を伝えれば、後は実際の契約手続きへと入っていく事になります。他方、不動産オーナーから提示された家賃の金額や更新料の水準に異論がある場合には、不動産オーナーと直接家賃や更新料の水準について交渉を行う事になります。尚、日本の賃貸借契約法は賃借人の保護に関する規定があるため、不動産オーナーが客観的に見て不当に高いと判断される家賃の値上げは出来ない事になっています。