私は香川県に住む40歳の板前です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を借りるときには敷金や礼金が必要になりますが、最近は敷金・礼金無しという物件も増えています。物件単位でなく、その不動産会社の方針として敷金や礼金を設定していない場合もあります。こういった不動産会社が扱っている物件は、敷金や礼金が無いかわりに契約時に保証金を支払うといったケースも多いです。デポジットとも呼ばれるこの保証金は退去時に返還されることになっています。敷金が無く保証金がある時は、実質的に敷金と同じような扱いになることが多いです。たとえば、家賃の支払いができなくなってしまったときにかわりに使われるといったことが多いです。この場合、遅れてしまっても未納分の家賃を支払うことで保証金は返還されます。

敷金は家賃の何ヶ月分というように金額が設定されることが多いのですが、保証金はどの物件を借りるにしても一律の金額設定になっています。どれくらいの金額かは会社によって違いますが、1万円～10万円が相場です。こうしたデポジットのシステムと一般的な敷金との違いとして、家賃の未納などが無ければ退去時に全額返済されるという点があります。敷金ですと、退去時に部屋の補修費が敷金から引かれますが、デポジットと別にルームクリーニングの代金をやはり一律で支払うようになっていますので、補修費が引かれるということはありません。単純に初期費用の金額だけでなく、退去時にかかる費用や先に支払ったものがどれくらい戻ってくるかというのも賃貸物件を選ぶ際のポイントです。