賃貸の敷金をできるだけ多く取り戻す方法(鳥取県/電車運転士/40歳/女性)

私は鳥取県に住む40歳の電車運転士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を契約する際に発生する敷金とは、家賃を滞納した場合や部屋を故意に損壊したり汚したりした場合のリフォーム費に使用される担保金のことです。その相場は家賃の約3ヶ月分と言われているので、かなりの高額な費用となります。退去時に部屋に問題がなかった場合にはきちんと返却されるお金ですが、ほとんどの場合には部屋の修繕費として用いられるので、全額分が戻ってくることはありません。あまりに損壊が激しい場合にはその一部も戻らない上に、更にその不足分が請求されることになります。こういった事態を避けるためにも、普段から気をつけておくべきことがあります。ちょっとした対策を取ることで敷金を限りなく全額に近く取り戻すことができるのです。そのコツを以下に解説します。


最も大事なことは、常日頃から大事に部屋を使うということです。乱暴な使い方をせずに、掃除や手入れを怠らないようにするだけで入居した時のきれいな状態を保つことができます。時間の経過と共に自然と劣化する壁や畳の焼けなどは借主に負担の義務がないので心配いりません。手違いからその分のリフォーム費を請求された場合には、経年劣化であることを主張する必要があります。借主の過失か経年劣化かを判断するためにも、入居の際に部屋の写真を残しておくことが大事です。また、ある程度の年数をそこに住めば、全ての修繕費が貸主負担になるというローカルルールが存在する場合があるので、契約書等を良く読んで確認しておくようにします。こういった点に注意しておけば、退去時にほとんどの敷金が返却されます。