私は大阪府に住む32歳の洋裁師です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件の最大のデメリットは、家賃を払い続けても自分の家にならないことです。入居時に発生する諸費用の負担や、立地条件が希望通りに叶わない不満などがあげられます。また、不慮の事故を防ぐ目的として経営者側の行う、入居審査の厳しさや保証人の問題も煩わしさが伴うものです。家賃としての維持、管理費として共益費にばらつきが見られ不透明な部分があります。支払いが滞れば当然のごとく、厳しい取り立てに迫られ、滞納を理由に契約解除に追い込まれることもあります。共同住宅のなかでは、他人との関わりを無視することもできず、ルールを守らない人のために、不快な思いをすることも多くあります。困ったときにすぐ対応してくれる、経営者とのコミュニケーション作りが大切になるでしょう。

賃貸においては、高齢者や障害者等の受け入れ態勢に問題があり、入居できずに不満を抱える人たちが大勢います。ファミリー向け住宅の不足や、子供のある世帯では、足音の問題と住居の損失が問題視され入居しずらい状態です。殺人や自殺など事故のあった物件に知らずに入居し、引っ越しを余儀なくされることもあります。事前の調査に念を入れ後悔のない選択をすることが重要です。契約内容をよく確認し、後々問題のおこらないよう、対処法を考えておく余裕が必要です。安全で安心の賃貸設計は、自己管理の徹底がなければ保つことができません。厳しい経済状況と高齢化の進むなか、賃貸住宅の質の向上が望まれます。誰もが無理のない負担で、住宅の確保が実現できる環境の整備が必要になるでしょう。