賃貸の解約は電話連絡ではダメ(福井県/裁判所調査官/40歳/女性)

私は福井県に住む40歳の裁判所調査官です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


現在済んでいる賃貸物件から別の賃貸物件などへ引越しすることになった場合は、今の部屋の契約を解除する手続きをしなければなりません。この手続きはそんなに難しくはありませんが、いくつかのルールがあるので、きちんと守りましょう。まず、一番大切なこととして、手続きは必ず書面で行うというものがあります。これは案外勘違いされやすいのですが、契約を解除する際は不動産会社に電話でそのことを伝えますよね。その電話で手続きが完了したと勘違いしている人が多いです。ちゃんと解約する際は解約届けという書類を提出しなければならないのです。この書類を受け取って初めて不動産会社は初めて処理を開始します。では、この書類はどのように用意するんだろうと言うことですが、たいていの場合は契約書と一緒に渡されているはずです。


というわけで、意志が固まったらまずはこの書類があるかどうかきちんと探して準備しておきましょう。もし万が一なくしてしまった場合は不動産会社に連絡をすれば新しい書類を渡してくれるでしょう。また、自分で必要事項を記入した紙面を用意して、それを渡しても大丈夫です。さて、では実際に届けを出すにあたって記入しておかなくてはならない必要事項ですが、現住所・氏名・電話番号・転居先の住所・解約を行う日です。これに解約をしたいという文面を記して不動産会社に送ります。日にちの設定ですが、短くても届けが提出されてから一ヶ月は見ておきましょう。中には二ヶ月必要な場合もあります。このように解約は書面で行わなければまず受理されないのでよく覚えて置いてくださいね。