賃貸の退去時に気をつけたい事とは(長野県/僧侶/28歳/女性)

私は長野県に住む28歳の僧侶です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸の退去時にはやるべき事が多く大変ですね。電気、ガス、水道、などの手続きや住所変更、そして一番気をつけたいのが、退去物件の原状回復と管理会社の退去の立会いです。これには敷金(保証金)の返還という金銭が絡んできますので、しっかり対処する方がいいでしょう。多くの人は退去時に旧居の掃除をしますが、入居時の契約では退去するときに専門業者がクリーニングする事が決まっている事が多いものです。つまり、賃貸人は簡単な掃除だけで良いというわけです。しかし、キッチンの油やごれや、クロスの落書きなどは出来るだけ取っておく事をお勧めします。これらは賃貸人の使用によって出来た汚れなので、原状回復にかかる費用を負担しなくてはなりません。しっかり掃除しておけば敷金の返還にプラスになるでしょう。


立会いの際に気をつけたいのは、まずは出来れば一人ではなく、家族など複数で参加することです。補修で費用が発生する事柄は、理由や程度によって曖昧である場合が多々あります。特に女性などが一人で参加すると、管理者や貸主の主張をそのまま鵜呑みにしたり、押し切られてしまう事もあるようなので複数人で対応したほうが安心です。次に実際に補修が必要な箇所については写真などで撮影し記録をとっておきましょう。後々にトラブルになった場合に役立ちます。補修には大きなお金が必要になってくる場合もありますので、事前にお住まいの場所の大体の相場を調べておくといいでしょう。旧居の補修や原状回復については国土交通省が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を作成していますので、一度確認しておく事をお勧めします。